『目的意識のレベル』

前回号で、新リソースシリーズの紹介をしました。

今回号では、リソースⅢ新リーダーズネットワーク(LN)ver4で大切にしている3つの価値の1つ『目的意識を貢献から生きる』について紹介します。

リーダーズネットワークver4で大切にしている3つの価値

① コミットメントして生きる。

② 人をインスパイア(感化・鼓舞)して生きる。

③ 目的意識を貢献から生きる。

 

「事を起こすときの人の意識」には4つのレベルがあります。

 

■意識の高い人ほど根は深い ご覧のとおり、どこの意識から「事を起こすか」と根の深さは関係があり、意識の高い人は根がしっかりしていることがわかります。自分の考えていることや行っていることは、「自分の真実から来ている、誰かや何かの役に立っている、未来に続く大事な事である」、と根の深い貢献からきているので揺らがないのでしょうね。この目的教育ですが、会社は、目標は与えるが目的は与えてくれません。上司や親すら、また学校教育の中でも学習をしていないので仕方がないのですが。では誰が?そう自分で見つけるしかない。そして、その目的の見つけ方がその人の生き方であり人生となり、責任をとることになるのです。しかし、通常ほとんど無意識の中で目的を持っている(それが軸足となっている)ので本人も自覚していません。ここが難しいところであり、その人の成長のテーマになるところなのです。 リソースⅢ-LN-では、『貢献』からのきた目的で生きるトレーニングをします。それが、今後の生き方となり人生の軸足となるよう。

 

■目的の見つけ方 事を始める時「何のためにするのか?」と、止まって観て深め選択する。事を進めている時「この状況は、目的に一致しているのか?」と、生まれている結果やまわりの反応を見ながら修正する。壁にぶつかった時「何のために、誰のためにしているのか?」「本当はどんな目的(意味)があるのか?」「私心はないか?誰が喜ぶのか?」と、止まって観て真実をさらに深める。事を終える時「今回の事から承認できることは?」「気づいたことは?」「次に活かす学びは?」と、完了する。「始めから終わりまで」すべてに目的(意味)は見つけるもの。さらに、進んだ未来から過去を振り返って「あの時の目的(見つけた意味)は、本来の姿に一致していたのか?」と、正しさやエゴを手放しさらに大きな目的から止まって観る。それがどんな結果であっても後悔することなく、その時の自分のベストで選択し進んできた事実を受け入れ、認め、気づきと学びを見つける。 そして、『貢献から生きる』とき、生まれた結果やプロセスに対し、自分や人を承認し感謝し気づきや学びを得ることはするが、自分や人を責めることも褒めることもしないようです。 自分の考えていること(Be)やしている行動(Do)、そして創り出した結果(Have)に対し、自分への質問(セルフコーチング)を通して意味(目的)を見つけ・修正し・統制をとることは、人間的に大きく成長します。

 

■未来をどこから描くか 未来を描くとき、「満足」から描くものを夢、「貢献」から描くものをビジョン、と区別しています。夢は自分一人でも実現できるが、ビジョンは「人が参加し協力し共に創り出すもの」と定義し、生きるステージが「満足」までとは違います。自分を生かし(I am ok)、人を生かし(You are ok)、役割を分担して実現するプロセスがビジョン。ビジョンには終わりがなく、更なる拡がりをもって未来に続いていく。さらにビジョンは、創り出した結果やゴールだけを言うのではなくプロセスにあり、常に“今ここ”にあることを実感して生きるものと定義します。「living the vision」

 

卒業生の皆さま、今「自分を生かしていますか?」 家族は、社員は、「自分を生かしていますか?」。

「自分を生きる」ことは、21世紀「次の未来」を生きるキーワードでもあります。

 

感謝

 

Ps:2016年11月からセンターの創業30周年がスタートします。

 

株式会社アクト 代表取締役 山口吉孝